こんにちは、
おうちで3人の子供たちを
バイリンガルに育てているひよりです。
可愛い赤ちゃん・幼児向け絵本を
たくさんたくさん読んで
英語の基礎力がついた後は
成長と共に
もっと複雑なお話を
楽しめるようになってきます!
早ければ園児からも楽しめる!
園児・小学生におすすめの絵本
をご紹介します♬
「読み聞かせ」から徐々に「自力読み」、そして「英語多読」へ。
早い子なら園児時代から
赤ちゃん・幼児向けの絵本とは一線を画す
複雑な内容の絵本を
楽しめるようになってきます。
読み聞かせでも
もちろん大活躍する絵本たちですが
自分で読む
「自力読み」の練習として
そして自力読みの力がついた後は
大量の本を読みこなすことで英語力をつける
「英語多読」のファーストステップとして
おすすめの絵本たちを
ご紹介します!
Frog and Toad シリーズ
まず最初は、
長女が愛してやまない
Frog and Toad シリーズ。
2020年に50年周年記念の
ボックスセットが発売されていて
もうずっと世界中で
長い間親しまれている
ロングセラーの名作です。
日本語でも
「かえるくんとがまがえるくん」
という名前で親しまれている作品で
本当に
くすっと笑えるユーモアと
ふたりの友情に時にぐっと来てしまう、
素敵なお話の数々に出会えます!
(1冊に5話お話が入っています)
前回の記事でもお話したとおり
長女はこのFrog and Toad の
お話が好きすぎて
自力読みの自主特訓を始めた
といっても過言ではありません。
読み聞かせをしてもらって
その物語の世界を味わうのも楽しいけれど
「自分で読む」という新しい喜びと楽しさ
を長女に与えてくれたのは
やっぱり時を越えて愛される名作でした…!
最初に買った
<Frog and Toad are Friends>の中でも
娘が大好きな<The Letter>という話があるのですが
さんざん読んだこのお話が
なんと2年生の国語の教科書で
「お手紙」として出てきました。
2年生の教科書をもらって
パラパラめくった後
見慣れたFrog 達の絵を
教科書に見つけた娘は大興奮!
ママ!!!!
大変なことが起こってる!!!
The Letterが、
国語の教科書にのってる!!
おてがみだって!
日本語になってる!!!
私の大好きなお話が!!!
その時の
大好きなものと
こんなところでまた出会えるなんて!!!
という喜びよう、
なんか笑っちゃうくらい可愛かったです。
そして何を言うかと思ったら
でも私、
わざわざ日本語に
してほしくはなかったけどね。
普通に英語のまま国語でやりたい。
英語で読む方が慣れてるからさ~。
でもこの話はほんとに面白いから、
クラスのみんなにも読んでもらえるのは
めっちゃうれしい!!
だって。笑
英語のまま国語という
謎フレーズが地味にツボ。笑
その後、
<おてがみ>を学校でもやっていますが、
名作は日本語になっても名作だな~
と娘の音読を聞きながら思っています。
母国アメリカだけでなく、
日本の国語の教科書にまで採用されるくらいの名著。
自信をもっておすすめしたいシリーズです!!
Little Bear シリーズ
こちらは
すごくかわいいこぐまのお話。
純粋で、好奇心旺盛で、
ママが大好きなくまちゃんが主人公です。
絵もなんとも味があってとても素敵で、
こちらも1冊に4話のお話が収録されています。
最初のLittle Bearは一話完結というか、
それぞれが独立したお話で、
(といいつつ最後でちょっとつながる)
Little Bear’s Friendは、
4つのお話がつながっていて
4つで1つのお話になっているパターンです。
とくに我が家で人気なのは、
最初のLittle Bearのペーパーバックなのですが
もうね、一つ一つのお話が、
そしてそこに出てくる
Little Bearが
なんとも愛くるしいんだ。
母の立場になって読んでみると、
「そうそう、小さな子供ってそうだよね」という
どこか懐かしさと切なさもあって。
私自身、
読み聞かせするのが楽しくて
全然苦にならない絵本です。
むしろ読みたくて、
寝る前の読み聞かせタイムの前に
『本日の一冊』を本棚の前で真剣に選ぶ3人に
ねぇ、今日誰かLittle Bearにしたら?
と声をかけるレベル。笑
お話の内容も素敵ですが
お話の構成の部分でも、
掛け合いのフレーズが
繰り返しで出てくるところなんかが
特に王道の仕様だな、と思う。
ちなみにこの
Little Bearシリーズは
次女の自力読み魂に火をつけてくれた名著です!
実際、5歳の次女が
「Little Bear」を音読している動画はこちら。
⬇︎⬇︎⬇︎
詳しい経緯はこちらにまとめているので
よかったら併せて見てみて下さい♪
レオレオニのペーパーバック Frederick ほか
こちらは私が個人的に大好きな
レオレオニ大先生のペーパーパックです。
私が好きで買ったんですが、娘もドはまりしています。
しかも、なぜか絵の表紙を見た途端ぱぁっと顔に喜びが広がる長女。
あーーー!!
これ、「フレデリック」じゃん!
こっちは「アレクサンダーとぜんまいねずみ」じゃない?!
これ!!
え、知ってるの??
何で知ってたの??!
読んだことある??
中身はしらない!
でも前、
国語でスイミーやった時、
「レオレオニさんは
ほかにもこんな本を書いています」
って教えてもらったから覚えてた!
「スイミーが面白かった人は
フレデリックとかも読むといいですよ~」
って言ってたもん!
学校の図書館にもあるはずだよ、
これの日本語のやつ。
わ~~~
これ読みたいなぁと思ってたやつだよーー!
うれしい~!!
とのことでした。
今どきの小学校は、
出てきた作者の
ほかの作品まで教えてくれるんだ!?
「これを買った人は
これも買っています」的な?
アマゾンやん…!
素晴らしい情報提供だね…!!
と妙に感心してしまいました。笑
どちらの話も
それぞれの不思議さというか、
独特の雰囲気があって
私もどちらもお気に入り。
<Frederick>は、
冬支度をするねずみたちのなかで、
フレデリックという
ほかのみんなと一緒に仕事をしないねずみがいる。
でもどうやらサボっているわけではないらしい・・・
冬が来る前に、
冬支度としてフレデリックがしていたこととは??
というお話。
とても概念的なお話なので、
うちの長女も本当の意味で
理解してるわけではない気がする…
けれど、理解しきれない、
どこかに残る言葉にならない曖昧さごと
受け入れてくれればいいな、
と思いながら読んでいます。
そして何を隠そう、
私ももしかしたら
理解しているようで
理解してないのかもしれないな
と読むたびに思う。
フレデリックの個性。
彼にだけできる仕事。
それって素晴らしいよね
という一方で
フレデリックみたいに
特別なことができる人は、
みんなと同じお仕事は
しなくてもいいってことなのかなぁ?
でもやっぱり
木の実集めたりするとき、
ほかのみんなと一緒に
やってくれたら助かるよね?
という長女のつぶやきに、
上手に答えることができませんでした。
そうだねぇ…
みんなでやった方がいいところもあるけど、
一緒に木の実を集めてたら
フレデリックは素敵な言葉は
集められないのかもしれないから…
難しいところだよね
という
特になんの答えも
導きもないような返事で終了。笑
もうアラフォーなのに
力不足ですまん、娘よ!!
その点<Alexander>のほうは、
誰からも見向きもされないどころか
人間からめちゃくちゃ嫌われている
「ねずみのアレキサンダー」と、
子供部屋で人間の子供に大人気のおもちゃ
「ぜんまいねずみウィリー」のお話なので、
こちらの方がお話としては
分かりやすいと思います。
うちの子たちは
こっちも大好き!!
アレキサンダーが
ウィリーに惹かれていきながらも、
同時に愛されるウィリーへの嫉妬に悩む姿…
そんな中で
ウィリーが大変な目にあった時の
とっさの決断・・・
とてもドラマチックで
読むたびに私もハラハラドキドキしてしまう。
どちらもとても味わい深いお話です。
そうだ、
あと最後にこれだけは言いたい!
だれか共感してほしい…!
とかげのミステリアス加減、やばし!!!!
Swimmy
言わずと知れた名作、
スイミーの原書です。
大好きすぎる!!
スイミー!!!!
(またこれもレオレオニ先生ですみません!)
私の子ども時代にも教科書で読んだし、
娘の1年生の教科書にも出てきたスイミー。
時代を越えて愛され続ける名作です。
もう内容は
説明するまでもないと思いますが
なんだろう、
私、英語という言語に
詳しくもない超ド素人なんですが
なんだかこれを読むと
とても美しい英語に思える。
(違ったらごめんなさい!)
そして、
言葉にすると
とても陳腐になってしまうのだけど
悲劇と孤独の中にいても
新しい世界に踏み出す勇気を持つこと
仲間と団結すること、
逃げずに責任を全うすること。
大人になってから読むと
本当にぐっとくるなぁと思います。
7歳の娘にとっては、
「大きな怖い魚を
みんなでやっつけられてよかった!!」
くらいの感想かもしれません。
まだ実感を伴った理解にまで至らなくても、
繰り返し繰り返しスイミーを読むことで、
美しい言葉と大切なことが
子どもの心に降り積もっていく。
そこに大きな価値があるんじゃないだろうか
と感じます。
そしてこの原書を
たっぷり堪能してから大人にやってほしいこと。
(もちろんお子さんともぜひご一緒に!)
それは、
もう一度、
日本語版のスイミーを
読んでみてほしい!!!!!
ということです。
もはやおうち英語
あんまり関係ないかもしれないのだけど、
日本語版のスイミーって
谷川俊太郎さん訳なんですね。
もうね、
ほんとに騙されたと思って
もう一度読んでみてほしい。
「谷川俊太郎先生、、、
知ってたけどやっぱり天才…!!」
ってなりますから。
スイミーの世界観、
レオレオニの言葉、
その空気感まで含めて
全てがちゃんと日本語になってる!!
ということに、
30年経って改めて気づいたわけです。
知らなかったけど、
すごいの読んでたんだよ、私たち!!
ということを全力でお伝えしたい!!!
The Tiger Who Came to Tea
これも、
なんとも味わい深い、
不思議な世界観の名著です。
ママとお茶をしていたら、
突然大きなトラがやってきて
お茶にお誘いすることに。
でもそのトラさんははらぺこで、
おうちのものをすべて
食べつくし&飲み尽くしてしまう・・・
というお話なのですが
なんでしょう、
本当に優しい世界観なんですよね。
普通、
トラがいきなりアポなしで
お茶に来たら怖いですよね。
(アポあっても怖いか。笑)
全ての食べ物が食べつくされたら、
水道の水まで飲み尽くされて
水が出なくなっちゃったら、
困りますよね。
ちょっとやりすぎだよ!
いい加減にして!
って怒りますよね。
でもね、
誰も怒らないの。
みんなにこにこして
「あら、困ったわね」
って感じなの。
お仕事に出かけていた
パパの夕食も全部ないんだけど、
パパもにこにこして
「じゃあカフェで夕食を食べればいいよ」
って。
なにこの世界。
優しすぎる。
あぁ、
いつトラがやって来ても
「あら、ぜひどうぞ!」って
受け入れられる余裕が欲しい。
全部食べつくされても
「あらあら仕方ないわね」
って笑える優しさが欲しい。
この温かな世界観が長女も好きなようで
どういうトラなのかとか、
なんにもわからないけど、
でもこのお話なんかいいよね…
なんか何度も読みたくなっちゃうよね…
といっています。
寝る前の読み聞かせにもぴったりな1冊です。
Library Lion
こちらも
とんでもない名作中の名作。
もう私が紹介した本
どれもこれも有名どころなので、
「全部もう持ってるよ~!」
という方もいらっしゃるかもしれません。
それくらい
今回ご紹介した本は
どれも超王道の名作たちなのですが、
こちらは私的に
その一歩上をいく作品でして。
・・・大人の私が、
アラフォーの私が、
昼間、上二人が学校と幼稚園に行き、
末っ子はお昼寝…
というお一人様タイムに
届いたこの本を
今夜の読み聞かせに備えて
いったん目を通しておくか~
と軽い気持ちで読み始めたが最後、
・・・最後もう、
涙が止まらなくて。
うっかりガチ泣きして
お昼寝から目覚めた1歳児を
たじろがせるという奇跡の一冊。笑
突然図書館に現れた
ライオンのお話なんですが、
このライオンはいわゆる
【ほんとに野生のライオン】なんですね。
こういうお話に出てくる動物って
いろんなタイプいますよね?
例えば、
Tiger who came to the teaのトラさんは、
人間の言葉を話せるタイプのトラなんです。
「一緒にお茶していいかしら」的なね、
そういうセリフをしゃべります。
でも、
こちらのライオンさんは一切喋りません。
人間の言葉がどうやらわかるようなのだけど、
喋るタイプではなく、あくまでもライオン。
吠えるだけ。
静かにしなければならないという
「ルール」のある図書館に
突如現れたライオンさんが
「図書館のルールを守る」という約束の元
毎日遊びに来るようになるんです。
ライオンなので
最初は皆に恐れられるんだけど、
徐々に図書館という環境になじみ、
必要とされ、
そこに自分の居場所を作っていくライオンさん。
そんなライオンさんと
ルールに厳しい図書館長の間に生まれる
絆と信頼関係。
そんなある時、
館長さんが大ピンチに見舞われます!
そこでライオンさんがとった行動とは・・・
というお話なのですが、
あんなに大好きな図書館。
大好きな ストーリータイム。
大好きなメリーウェザーさん。
その全てを失っても今、
メリーウェザーさんを助けたい。
そのライオンの思いに、
もう心打ちぬかれまくり。
そしてついに
ルールを破ってしまったライオンさんが
そっと図書館を出ていくあの後ろ姿ね。
もうね、
悲しすぎて切なすぎてダメ。
いまだに読み聞かせの時に
泣くのをこらえるのが大変です。←どんだけ。笑
寝る前の読み聞かせとしては若干長い
というのがあるのですが、
でもこれはぜひとも
我が子たちにも繰り返し読んでほしい本。
実際みんなとても気に入っていて
相当読み聞かせで読み込んできた1冊です。
ぜひ余裕のある時に
じっくり浸ってみてください♪
絵本を探す時に見るポイント☆ Medalを探せば間違いない!
多種多様な本の中から、
「これは!」という
『選りすぐりの一冊』だけを集めた
特別な本棚にしたい。
いつも、そう思っています。
時間もお金も保管場所も、
全て無限にあるわけじゃないし
行き当たりばったりで
なんか目についた絵本を買いまくる!
というわけにもいかないですよね。
そんな中で、
私が本を検索したり
調べたりするときの
道しるべにしているものの一つが、
『Medal』
です。
このメダルが何かをいうと
- Caldecott Medal(コールデコット賞)
- Newbery Medal(ニューベリー賞)
のマークです。
コールデコット賞と
ニューベリー賞は
どちらもアメリカにおいて
最も重要な児童文学賞
とみなされていて
受賞作品は
図書館や書店で専用の棚が設けられ
学校の授業にも採用される
名誉と実績のある賞です。
今回ご紹介した
Frog and Toad are Friends
Alexander and the wind-up mouse
Frederick
Swimmy
この4冊は
Caldecott Medal(コールデコット賞)。
Frog and Toad Together
こちらは
Newbery Medal(ニューベリー賞)
を受賞しています。
一口に
「英語絵本」「洋書」といっても、
当たり前ですが玉石混合。
選びきれないほど
色々なものがあります。
どれを選んだらいいのか
自信がないけど
それでも我が子には
できるだけ「いいもの」を
与えてあげたい。
そんな時、
こういったメダルは
星の数ほどある絵本の中から
我が家に迎える1冊を選び取る時の
大きな目印になると思います。
今後英語絵本を選ぶとき
頭の片隅に置いておいていただくと
きっと役に立つと思いますよ♬
お読みいただきありがとうございました♬
にほんブログ村
コメント