【おうち英語】失敗しないための3つのルール

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ひより
ひより

こんにちは、
おうちで子供たちを
バイリンガルに育てているひよりです。

おうち英語をするにあたり
私が昔から意識している

「失敗しないための3つのルール」

について今日はご紹介します♪

この記事を書いた人
ひより

おうち英語ブロガー。3人の母。
長女0歳の時に始めたおうち英語は10年目。
子どもたち全員をおうちでバイリンガルに育てています。
長女は9歳で英検2級、次女は7歳で準2級を取得。
娘たちの現在の英語レベルは「ハリーポッターの原書を愛読するくらい」。
このブログでは、おうち英語に関する情報・実体験のほか、おうち学習やおうち知育、そして子どもたちの成長などを綴っています。

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おうち英語の『失敗』とはなにか

おうち英語における
『失敗』とはなんでしょう。

なにがどうなったら、
それは『失敗』になるのでしょうか。

私が生後半年のいちこを抱きながら
「この子をバイリンガルする!!」と決めて
実際に日々の生活に英語を入れ始めた頃、

このバイリンガル育児が
『失敗』したらどうしよう

と漠然と感じていました。

この漠然とした「失敗」のイメージは
そこにつぎ込んだ
時間や手間が無駄になってしまう!

というレベルの話だけでなく

我が子の人生に
何か大きな影を落としてしまうのではないか

という
大きな不安のはじっこが
見えているような感覚でした。

この不安はなんなのか。
私の恐れている
「失敗」の本当の姿はどういうものなのか。

その「失敗」を整理&自分なりに定義して、
その上でその対策として決めたことが
これからご紹介する
ひより流『失敗しないための3つのルール』です。

失敗①:思考力をはじめ『考える力』が落ちる

一つ、懸念材料としてあるのは、
親が英語育児に夢中になりすぎたり
子供の英語習得を重要視しすぎるあまり
日本語の能力が十分に育たないのではないか
ということだと思います。
要は『セミリンガル』の問題ですね。

⇩この記事でもセミリンガルについて触れています。

当たり前ですが、
基本的に第二言語は、
第一言語を超えることはありません。

日本語の思考力や読解力など、
いわゆる『考える力』がしっかり育たなければ
仮に英語が話せるようになっても
肝心の話す『内容』については
レベルの低い状態になってしまう…

つまり、
我が家のような日本人家庭の場合
第一言語である日本語も
しっかり育てていくことが本当に大事!!


なので、我が家は

・家庭内の会話は全て英語にする
・テレビも音楽も家で耳にするものは全て英語にする

・なるべく英語の話せるお友達を探して、
 日本語を話す友達とは遊ばない

などの
日本語をできるだけ排除する環境作りはNG。

日本語で沢山話しかけ、
その上で英語でも沢山話しかけるようにする。

絶対に日本語をおろそかにしない!
ということを決めました。

失敗②:英語嫌いになる

英語をこれでもかとやった挙句、
英語が話せるようにならないどころか
子供が
「・・・もう、英語なんて嫌い!」
ってなっちゃったら・・・
本当に元も子もないですよね。

結果的に
英語嫌いにさせてしまうくらいだったら
いっそ何もしないでいた方がマシだった…


そんな状態も、
私にとっては大きな「失敗」の一つ。

では、
子供が英語嫌いになるのって
どういう状態の時でしょうか。

それって
「自分の実力以上のことを期待され、
望んでいないのに無理やりストレッチさせられる状態」

じゃないかな?と思います。

親の期待が大きすぎる。
結果を求められすぎる。

それって
子供からしたらツライですよね。

嫌悪感を感じる本質は
『そういう親の行動・価値観』なのだけど
子供はたぶん
それを冷静に見定めることはできない。

結果として表面化するのは

自分がこんなに窮屈で嫌な思いをするのは
いつも英語が関わる時だ

『英語は嫌い!やりたくない!!』

という状態だろうと考えられます。

なので、
私は特に幼児期には
「無理やり英語を話させようとしない」ことを
基本的には徹底しています。

私は反応があろうとなかろうと
英語でもたくさん話しかけるし

欲しがろうとそうでなかろうと
本棚に英語絵本をおいて
子供に日々読み聞かせるけど

子供になにか一つでも言わせよう!みたいな
無理やり子供の口に手を突っ込んで
アウトプットを引き出そうとするようなやり方はしない。

アウトプットは、
インプットが十分に与えられ、
環境と発達のどちらもが揃えば
自然と子供の口からこぼれ出てくるもの。


だから
英語がぽろぽろとこぼれ出てくるのを、
植物に毎日水やりをするような気持ちで
インプットをし続けながら、待つ。

そういう心持ちでいるように
心がけています。

さらに言うと
英語がアウトプットで出てきたからと言って
むやみやたらと褒めない・喜ばない
というのも
同時に決めています。

もちろん、
英語を話せば
「上手に言えたね~!」
「すごーい!」
などなど、私も言います。

でも、
日本語のアウトプットの時に言う
「上手~!」「すごーい!」と
あくまでも同じレベルで褒める。

英語の時だけ
「すごいすごい!!
英語が話せるなんて~!!!」

と誉めそやしたり
やたらに大喜びしてはしゃいだりしない。

要は
親の下心を悟らせない
ということなんですが

子供って、
親の下心にめちゃくちゃ敏感ですよね。

「英語を話すとママが喜んでくれる!」
と感じて
それで楽しくアウトプットが
出ているくらいならいいけれど

それがそのまま反転して
「英語が上手にできないと
ママは喜んでくれない…」

につながらないように
注意する必要があると思っています。

親も本人も気づかないうちに

「英語ができる子がママの求めるいい子」
⇒「ママの期待に応えていい子になりたい」
⇒「ママの期待に応えられない子は悪い子」
⇒「ママの期待通りに英語ができない子は悪い子」


という価値観が
子供に根付くようなことになってしまわないように。

英語が話せると
「スゴイ!!」と言われやすいこの日本で

『英語』というものに対して
親としてどんなスタンスを貫くのか。


それもとても重要だと感じています。

失敗③:英語以外のところに弊害が出る

英語育児って
時間も手間もかかります。

その中で出る弊害としては、
「英語に生活が引っ張られてしまう」
ということが一つあるかもしれません。

英語育児について
周りの方から質問や相談をされる中で感じることに

「英語だからいいか」が印籠になって
決めたはずのボーダーラインが揺らいでしまう

と悩む人が結構多いんだな~

ということがあります。

あらかじめ決めていた
就寝時間はとっくに過ぎているけど
子供が英語絵本を見たいと持ってきたら
「このチャンスを逃したらいけない!」
と思って長々読んでしまい
翌朝子供が起きれないことがある。

とか

Youtubeは何分まで、と約束したけど
タイムリミットの直前で
子供が見たいと言い出したのが
英語の動画だったから
英語ならいいかと約束を守らせなかった。

とか。

こういうエピソード、
本当によく聞くし

こういう時って
ひよりの家ではどうしてるの?

とこれまでも
よく聞かれました。

これはもう
各家庭で考えて決めることなので
絶対的な正解はないと思うんだけれど

私にとっては、
「英語を優先するがあまり
最低限決めたボーダーを守れない」

というのは失敗にあたります。

なので、私の答えは
『生活習慣としつけは、英語より優先する』

例えば、
我が家が絶対に守っているのは
寝る時間。

これは英語絵本を
読んでいる途中だろうとなんだろうと
決めた時間になってしまったら

ひより
ひより

はーい!
残念だけど今日はここでおしまい!
続きはまた明日♪

強制終了します。

子供にとっては
英語より睡眠時間と規則正しい生活の方が大事だ
と私が思っているからです。

そんな感じで、
英語育児は私の育児の中の
一つの大きな軸ではあるけれど、
最優先事項ではない
んです。

生活習慣もそうだし、
子供の自己肯定感もそうだし、
約束をちゃんと守れるとか
セルフコントロール的なこともそうだし。

英語なんかより
大切なことは沢山あって。


だから、英語は、
最悪身につかなくて
終わったっていいんです。

人としてちゃんと
身に付けてもらいたいことが
ちゃんと身につく方が
ずっと大事。

私はそう思っています。

『失敗しないための3つのルール』まとめ。

最後に、3つのルールをまとめたいと思います♪

  1. 日本語をおろそかにしない!
    (日本語を排除する環境作りはNG)
  2. 英語を無理に話させようとしない!
    (英語を特別扱いするスタンスにも要注意)
  3. 生活習慣やしつけは英語よりも優先する!
    (育児における優先順位をある程度決めておく)

「バイリンガルにならなかった」という失敗。

おうち英語の「失敗」というと
「結局バイリンガルにならないこと」
と考える人もいるかもしれませんが、

そんなの
全然失敗じゃないと思います。

仮に、
英語育児を通して
思ったほどのバイリンガルにならなくても
なにか不都合があるかって言ったら
別にないんです。

究極、
本人が大きくなって
「英語も話せるようになりたい!」
って思うなら
自分で勉強すればいいんだから。

バイリンガルになりたいなら、
自分の力で頑張ればいいの。

ただ、
「気づいたらバイリンガルになってました!」
っていう風にしてあげられたら
そっちの方がきっといいだろうな
って思ったから
親として力を注いだだけなわけで。

バイリンガルになれば、
大きくプラス。

バイリンガルにならなかったとしても
ほんのちょっとでも英語が残っていれば、
その分はちょっとプラス。

どこかの時点で
英語が生活から消えて
子供の中からも
ぜーーんぶ抜け落ちちゃったとしても

それは
マイナスではなくて、ただのゼロ。

英語については
通常装備のノーマルスキル

というだけです。

ただ私、思うんです。

子供の中に
スキルとして残ったものが
少なくなっちゃったとしても。

英語というちょっと特別な武器を
ママの力では
備えてあげられなかったとしても。

赤ちゃん~幼児・児童期に
英語絵本を片手に
わが子と過ごした時間は
母の中には永遠に
キラキラした思い出として残ってるはず。

日本語だけの世界では得られなかった
唯一無二のわが子との時間は
たぶんきっと、一生の宝物になる。

だから、
本当に大事なことさえ見失わなければ
「バイリンガルになるかならないか」なんて
そんな些細な「失敗」
恐れる必要なんて全然ない、と思っています。

お読みいただきありがとうございました♪

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長女0歳の時に始めたおうち英語は10年目。
子どもたち全員をおうちでバイリンガルに育てています。
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娘たちの現在の英語レベルは「ハリーポッターの原書を愛読するくらい」。
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