
こんにちは!
3人の子供たちを
おうちでバイリンガルに育てている
ひよりです。
長女が0歳から11年、
子供たちに
「早期英語教育」
「バイリンガル育児」
いわゆる「おうち英語」を
続けています。
我が家がずっと続けてきた
「おうち英語」とはいったい!?
この記事では
おうち英語の始め方と
4技能の育て方について
ご紹介したいと思います!



はじめに:おうち英語って、そもそも何?
最近よく耳にする「おうち英語」という言葉。
SNSでも、
英語の絵本や歌、おもちゃを使って
子どもと楽しく英語に触れている家庭の様子が
たくさんシェアされていますよね。
でも、
初めてこの言葉に出会った人は
きっとこう思うのではないかなと思います。

おうち英語って、
結局なにをすること?

英語教室や英会話スクールとは違うの?

親が英語苦手でもできるの?
実は、私自身も最初はよくわからなくて
疑問が盛りだくさんでした。
「おうち英語」とは一言でいえば、
家庭の中で、生活に英語を取り入れていく育児スタイルのこと。
英語教室のように
“週に1回通って勉強する”というスタイルではなく、
子どもが日常の中で自然に英語に触れ、使いながら身につけていく、
いわば『暮らしの中の英語教育』です。
そして今、
この「おうち英語」には
注目すべき理由がたくさんあるのです。
1. なぜ今、「おうち英語」が注目されているの?
英語教育の流れが『早期化・実用化』している
日本の英語教育は、年々変化しています。
小学校では5・6年生で英語が教科化され、
実際に「聞く・話す」活動も
取り入れられるようになりました。
中学校でも、
英語で英語を教える“オールイングリッシュ授業”が増え、
文法や読解よりも
実用的な4技能(聞く・話す・読む・書く)を
バランスよく伸ばすことが求められています。
また、高校や大学入試でも
「英語4技能評価」を取り入れる大学が増加中。
TOEFLや英検などのスコア提出を求める学校も出てきました。
つまり、
これからの子どもたちは
単なる知識ではなく
実際に使える英語力が問われる時代を生きていく
ということです。
「待っているだけ」では間に合わない
とはいえ
学校での英語教育だけで
4技能を十分に育てるのは難しいのが現実。
特に「聞く・話す」を伸ばそうと思ったら、
日々の積み重ねと“使う体験”が欠かせません。
でも…
幼児や小学生が週に1回英語教室に通っただけでは、
その経験はどうしても限定的になってしまいます。
だからこそ、
家庭での環境づくりが重要なカギ
になってくるのです。
2. おうち英語の魅力:家庭だからこそ育てられる英語力
家庭だからこそできる「日常的な英語のインプット」
英語を「勉強するもの」ではなく、
「毎日少しずつ触れるもの」
「自然に身につけるもの」
として子どもに体験させるのに
「おうち」は最適な場所です。
例えば
- 朝のあいさつを “Good morning!” にしてみる
- 食事のときに “Let’s eat!” や “Yummy!” と言ってみる
- 英語絵本の読み聞かせをする
- 英語の歌をかけ流す
- アニメを英語音声で見る
こうした
ちょっとした積み重ねが
英語の「耳」や「感覚」を育ててくれます。
アウトプットの機会もつくれる
インプットだけでなく、
家庭では「アウトプット」も工夫次第で増やせます。
- 子どもが英語で話しかけてきたらシンプルな英語で反応してあげる
- 英語で一緒に遊ぶ(カードゲームやロールプレイ)
- おままごとや工作遊びに英語を取り入れてみる
家庭の中だからこそ、
親も子も失敗を恐れず
自分たちのペースで英語を話す経験が積めるのが
おうち英語のとても大きなメリットです。
3. 英語4技能ってなに?どう育てるの?
今の英語教育で重要視されているのが
「聞く(Listening)」
「話す(Speaking)」
「読む(Reading)」
「書く(Writing)」の
4技能バランスです。
入試や資格試験でも
この4つの力を総合的に評価する流れが進んでいて
「読む・書く」だけでなく
「聞く・話す」の力も重視される時代になっています。
ただ、英語学習の中でこの4技能をバランスよく育てるのは意外と難しく、
おうちで行う時にもちょっとしたコツと計画が必要です。
4. 家庭でできる!「4技能」を育てる全体ステップ
ここでは、
おうち英語で子どもの英語4技能を育てていくための
大まかなステップを紹介します。
(※詳しい方法や実践例は書籍でたっぷり解説していますが、
ここでは全体像をイメージしていただけるよう簡潔にまとめています)
ステップ1:耳と心を開く 「リスニングの土台」をつくる
まずは、英語の「音」にたっぷり触れていきます。
例えば
- 英語の歌やチャンツを日常的にかけ流す
- 簡単な英語絵本の読み聞かせ
- 英語のアニメを日常的に観る
この時期は
理解できる・できないはあまり気にしなくて大丈夫。
「日常の中に英語があるのは当たり前」という感覚(心)を育てることと
英語のリズムや音に慣れること(耳)が何より大切です。
ステップ2:英語で“反応する”体験を増やす(スピーキング前段階)
子どもが英語の意味をだんだん理解しはじめると、
こちらの英語に反応を示すようになります。
- “Where’s the cat?” と聞いたら絵本を指差す
- “Do you want milk?” に「うん!」と笑顔でうなずく
- “Let’s go!” に合わせて玄関に向かう
こういった反応は
「聞く」力が伸びてきた証拠であり
「話す」への準備段階でもあります。
このタイミングで少しずつ
“まねっこ英語”や短いフレーズを発するようになってきます。
ステップ3:簡単な発話→やりとりへ(スピーキング)
家族とのやりとりや遊びの中で、
自然にこんな「会話のキャッチボール」ができるようになっていきます。
- “I like banana.” “More please!” のようなシンプルな表現
- “What color do you like?” “I like pink!” のようなQ&A方式の会話
ちなみに
「きれいな発音」「英語らしいイントネーション」は、
早くから耳で慣れていた子の大きな強みでもあります。
ステップ4:リーディング(読む力)を育てる
英語の音や単語に慣れてきたら、
絵本や単語カードなどを通して
「読む経験」も取り入れていきます。
ポイントは、「読める単語から始める」こと。
- フォニックス(英語の音とスペルの関係)を活用
- よく読み聞かせてもらった絵本を『自分で読んでみる』体験
- 視覚(スペル)と音の一致を意識したカード遊び
「英語は話せてるけど、読めない!」
と伸び悩む壁を越えるためにも、
リーディングの基礎は早めに、
かつゆっくり整えていくのが理想だと思います。
ステップ5:書く(ライティング)の土台を育てる
「書く力」は「読む力」と密接に関わっています。
子供の発達段階にもよるかと思いますが
リーディング力を育て始めたら
そこを追いかけるような形で並行して進めていくと効果的です。
- アルファベットを書けるようにする(手遊びやぬりえから)
- 自分の名前を書く練習
- 好きな単語をなぞって書く
- 単語を並べて短い文を作るアクティビティ
ここで大切なのは
「できた・できない」「正しい・正しくない」にこだわらないこと!
遊びの延長で楽しみながら、
書くことをポジティブな体験として積み重ねるのがコツです。
5. 「おうち英語=英才教育」じゃない。家庭のペースで大丈夫。
ここまでお伝えした通り、
おうち英語にはたくさんの可能性があります。
その中でも1つ、特に伝えたい大切なこと。
それは——
おうち英語は、
何かを早く“できるようにする”ための英才教育ではない
子どもが自分のペースで
ことばと心を育てていくための環境づくり
ということです。
英語を習得していくスピードは
子どもによって本当にさまざま。
1歳でペラペラ話し始める子もいれば、
もっと大きくなってから急に伸びる子もいます。
だからこそ、比べない。焦らない。
それぞれのご家庭のリズムに合った形で続けていくことが
結果として「一生モノの英語力」につながる近道
だと思っています。
6. 書籍では、ここからさらに具体的に!
ここまでご紹介した「4技能を育てる全体像」は
あくまでも『導入編』です。
この記事では概要をお伝えしましたが、
実際には家庭ごとに状況も違えば
年齢によって必要なステップも異なります。
そこで、もっと深く知りたい方に向けて
具体的なやり方や教材選びのヒントを詰め込んだのが
私のKindle書籍です。
『4技能をしっかり育てる子ども英語 一生モノの英語力の作り方』
書籍にはこんな内容について詳しく書きました。
- おうち英語を始める前に知っておきたい心構え
- ステップ別・4技能を育てる実践アイデア
- 英語が苦手なパパママでもできる、おうち英語の習慣化のコツ
- 無理なく続けるための時間の使い方
- おすすめ教材と効果的な使い方(絵本・音源・ワークブックなど)

おうち英語に興味はあるけど
何から始めたらいいかわからない

子どもに英語力をつけてあげたいけど
おうち英語ができる自信がない

英語教室やアプリではカバーしきれない
家庭でのアプローチを知りたい
そんな方の背中を少しでも押せる一冊になれば!
と思って書いた本です。
おわりに:家庭の中から未来へ広がる「ことばの力」
「おうち英語」って実は
何か特別な環境やスキルがなくても始められる
とてもシンプルでやさしい英語教育です。
でもその効果はとても大きくて
子どもたちの将来の選択肢や自己表現力を
大きく広げてくれます。
そして何より
親子で一緒に
『ことばの世界』を楽しむ時間は
英語以上の大切な価値を育んでくれる
と私は感じています。
まずは、できることから、気楽に始めてみませんか?
この先の具体的なステップは
ぜひ書籍の中で読んでみてくださいね…♪
書籍はこちらから読めます(Kindle Unlimited対象):
▶︎ 『4技能をしっかり育てる子ども英語 一生モノの英語力の作り方』
そして次回の【後編】では、
さらに具体的な「実践ステップ」や
「教材活用法」「よくある悩みと解決法」
などを紹介していきます!
ぜひ、お楽しみに♪
お読みいただきありがとうございました♬
にほんブログ村
コメント