【子供とYouTube】YouTube という魔物とどう付き合うのか

Youtubeとの付き合い方 子供 Youtube おうち英語
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前回の記事で、
おうち英語におすすめのYouTubeチャンネルを
たっくさん紹介したばかりなのですが、
コレ⇩

ここでひとつ、YouTubeとの付き合い方について
私なりの考えをまとめておこうと思います。

YouTubeは無料でめちゃくちゃ便利!!!
本当におうち英語でもどれだけお世話になったかわからない。

だけど
むっちゃくちゃ取り扱い注意!!!なのが
YouTubeの特徴でもあります。

英語はインプットできたかもしれないけど…
集中力・忍耐力・自制心の欠けた子どもになってしまった…

なんてことには絶対したくない!!

きっと、どんなご家庭もそうなのではないでしょうか。

今回は、
我が家が経験したこと、
そこから決めたルールとYouTubeの選び方

をお話したいと思います。

どんなご家庭もそれぞれに
YouTubeを使う目的や
許容範囲なども違うと思いますが
「こういうおうちもあるのね!」と
見ていただけたらと思います。

YouTube という魔物

YouTubeは、魔物です。
本当に、取り扱いをミスると大変な事態を招きかねません。

動画自体も短いものが多い上に、
考える前に次々に流れてくる関連動画。
めちゃくちゃ頭のいい人たちが作り上げたYouTubeという魅惑のプラットフォームは
大人ですら虜になる仕様に徹底的に練りこまれてるわけですから、
子どもがその誘惑に打ち勝てるわけがないんですよね。

でもYouTubeって見せると
親はめちゃくちゃ楽。
静かにいつまででも見てる。
その間に家事ができる、仕事ができる、息抜きができる。

見ている子供にとっても、
見てない大人にとっても、
強力な魔力を発してくるのがYouTube。

ついつい頼っちゃうんだよなぁ。。。

って思いながらずるずるしてたら、
我が家も例にもれず、ある事件が発生しました。

【我が家の事例】あっという間に魔物に取り込まれた娘。

今から6年ほど前。
2歳を過ぎた長女に
小さなタブレットを渡してYouTubeを見せ始めるようになった私。

あの当時、
私自身はYouTube自体には全然詳しくなくて
時々ピンポイントで検索してみる程度で
どういう動画があるのか
どういう仕組みなのかなど
よくわかってないまま使ってました。

四六時中ママママ〜!!
と来られると家事が捗らないからと
英語の番組をつけて渡すと
魔法がかかったように大人しく座り込み画面を見入る娘。

なにこれ、めっちゃ便利…

って思いました。

一人遊びに飽きると

「ママ、タブレットみたい〜」

とトコトコやってきて
タブレットを手渡すと
操作の仕方を教えたわけじゃないのに
サクサク操作してYouTubeアイコンをピコン!と起動。

え、こんなことできるの?!
デジタル世代すご!!
って思ったの今でも覚えてます。笑

YouTubeを見せるとそれはそれは大人しくて
世のお母さんたちがYouTubeを頼りにする理由がよくわかった。

束の間の平和
捗る家事
コーヒー飲みながら
ちょっと雑誌でも見ちゃおうかな的な余裕。

Youtubeってなんてありがたい救世主なんだろう!!

…でもある時、気づいたんです。

最初は私がつけた英語の番組を見ているんだけど、
家事やら片付けてふと見ると
最初につけたものと全然違う番組を見ていることに。

あれ?と思って観察してみると、
最後まで動画を見終わらないうちに
関連動画の窓をどんどんスライドさせて
次々新しい動画を見ていた娘。

もう英語なんか見ちゃいねぇ。
見てるのは
アンパンマンのおもちゃや人形を
誰かが手で握って動かしながら
ごっこ遊びしてるような動画。

こんなのの何が楽しいんだろう…

とまた私がもともと見せていた動画に戻したりするんだけど
またちょっと目を離すと、
いつの間にかそういう下らないやつを見始めてる。

この辺で、
私もちょっともやっとし始めてはいるんです。

YouTubeってどうなんだろう、
なんかやっぱりあんまり良くない感じだよね
あんまり見せたくないなぁ〜

なんて思いつつも

娘がタブレット〜!と言い出すと
やっぱり渡しちゃう私。

結局楽だからさ・・・
やめられないのは私だったんですよね。

そのうち、
日本語のアンパンマンのごっこ遊び動画ではなく、
同じようなごっこ遊びなんだけど、
言語が英語のものをみるようになった娘。

「内容や質は大して良くないとは思うけど、
英語だからまぁいいか」

という最高の言い訳を手に入れまして
私のタブレット育児は
多少のモヤモヤを抱えながらも結局続いていったのでした。

そんなある時、
私が目を覚ます決定的な瞬間がありました。

ふと見ると、
ディズニーキャラクターが
幼児向けの英語の歌を歌ってる
アニメーションを見ていた娘。

アナ雪見てるんだ〜
英語の歌聞いてるのね♪
なんて近づいてみると
そのエルサやオラフは完全に著作権に反してて
その上そのキャラが切りつけられて倒されてくような
明らかにおかしな動画だったんです。

それをね、
2歳の娘が表情一つ変えずに
真顔で見入ってるのを見た瞬間、
本当に冷や水を浴びせかけられたような気持ちになりました。

やばい・・・!!!
これ、ダメなやつだ!!!
知らないうちにこんなの見ちゃってたんだ、
どうしよう・・・!!!


と唐突に焦り

ちょっと…!!
いちこ、ごめん、
ちょっともうタブレットはおしまいね…!!

とタブレットを取り上げました。

楽だからってタブレットそのまま渡してたら
なんか変な動画見てた。

ドキドキしながら
YouTube 動画 危険性
とか調べて
さっき見かけた動画はまさに
「エルサゲート」と呼ばれる悪質な動画だったと知りました。

もう本当に自分の無知と無責任さに後悔しかなくて
もうタブレットに頼るのはやめなきゃ、
YouTubeに頼るのはやめなきゃ
と思ったんです。

・・・で、やめられないのが
YouTubeの怖いところ。

依存してたのは、私だけじゃなかった。
2歳のいちこも、
すっかりYouTubeに取り込まれていたのでした。 

【我が家の事例】YouTube断ちを決行した話。

このエルサゲート事件をきっかけに
Youtubeとは距離を置こうと決めた私。

しかしながら、そう簡単にはいかなかった。

「ママ、タブレット~」
といつものようにやってくる娘に
「タブレット、今日はないんだ~」
と言ったみたら瞬時に表情がこわばる娘。

「え、あるよ。タブレット、ここにある!」
といつもの引き出しを指さして
タブレットを要求してくる。

「うん、でもね、いちこに良くないなって思って
ママ、タブレットは今日はやめようと思うの。
他のことして遊ばない?」
と正直に言ってみると、
徐々に怒り出す娘。

「・・・いやだ!!良くないくないよ!!
タブレットみるよ!!!タブレット!!出して!!!!」

「ごめんね。今日はタブレット出さないよ」

「だして!!タブレットみるーー!!!」

「出さないって。ほかのことしようよ」

ギャーーーーーーーーーー!!!!!
みる!!!
みる!!!!!

たぶれっとぉぉぉぉぉーーーーーーーー!!!!!!!!


と、娘発狂。

もうね、怒り狂ってた。
タブレット見せてもらえないとなったら
全力で抵抗してきた。
泣いて騒いで、もう力の限り大きい声出して

「…分かった分かった、じゃあちょっとだけね」

って言わせるためにできることを
すべてやってやる!!!という執念。

泣きながら床に突っ伏して、
他の遊びに誘っても、おやつで釣ろうとしても
頑として動かない。
「私からタブレットを取り上げやがって!!!!
ママ、許せない!!!!」
と言わんばかりの目で睨んでくる。

人が変わったかのような娘の様子を見て
もうこれは、一回本当にリセットしなきゃだめだ。
だんだん距離を置く、とかぬるいやり方じゃきっとだめだ。

今日からYoutube断ちしよう。
もうタブレットは、一切見せない。

そう心に決め、

「タブレットは壊れたからYoutubeは見れなくなった」

を貫き通すことにしました。

あの頃、
出先のレストランとかでぐずったり騒いだりしそうなとき、
私のスマホでもYoutubeを見せたことがあったので
目ざとい娘は

「タブレット壊れたの?でも、ママのPhoneあるよ!!」

とスマホを持って来て
「ハイ、見せてください!!」と要求してくるので
スマホに入ってたYoutubeのアプリも消去して

「ママのスマホのYoutubeももうなくなった。
ほら見て。もうないでしょ。たぶんYoutubeは壊れたと思う」

で突き通しました。笑

タブレット見たい!!
Youtube見たい!!
で大泣きし、大騒ぎし、暴れまわる娘のうるささに根負けして
何度「じゃあ一回だけね」と言いそうになったかわからない。

でも、ここで負けたら全て水の泡だと思って
こちらも頑として譲りませんでした。

とにかく泣こうが騒ごうが、タブレットは出さない。

それを徹底していると
もうこのまま一生タブレットタブレット言って
泣いて暴れまわるのかな…
というくらいのレベルだった娘の様子が日に日に変わっていって、
タブレットを要求する頻度、
泣く時間が徐々に短くなっていっていきました。

ギャーギャー泣かれて騒がれてる最中は
あまりの騒音とエネルギーに
この地獄の時間が本当に永遠のように思えて
一刻も早くこの瞬間から逃げ出したくなるけれど

ふたを開けてみれば
狂ったように娘が泣いてタブレットを要求してきたのは
Youtube断ちをしてから3日間ほどでした。

その後は、
タブレットのこともYoutubeのことも忘れてしまったのか
すっかり見たいと言い出さなくなった娘。

そこで、我が家のタブレット育児は無事終了したのでした。

【我が家の事例】私が絶対死守しているルール。

この一連のYoutube断ち事件を経て、
Youtubeの怖さを思い知った私。

でも、Youtube=悪、なんだろうか。
良質なコンテンツだってあるのに。

Youtubeにコントロールされるのではなくて、
賢くYoutubeを活用したい。
そのためにどうしたらいいんだろう…
と私なりに考えて決めたルールがこちらです。

  • スマホやタブレットなどの子どもが操作できる端末で見せない
    ⇒見せるなら、必ずテレビなどの大きな画面で!
  • 登録チャンネルのものだけを見せる
  • 短尺動画(数分で終わるもの)しかないチャンネルはチャンネル登録しない
  • このエピソードを見たらおしまいね、のような時間の約束は徹底する

私がこの中で一番重要だと思っているのは、
「子供の操作できる端末では見せない」
です。

動画の途中であろうと思いつくままに簡単に関連動画に飛びまくれる、
という仕様が一番子供にとって悪影響だと思ったので、
とにかくスマホ・タブレットは子供に渡さない。

見るならテレビの大きい画面で、
良質だと思えるチャンネルのエピソードを
ちゃんとソファに座ってしっかり見る。
(スマホやタブレットだと手軽ゆえにどこかゆるくなりがちなところを、
完全にDVDなどを見るのと同じ扱いにする)

それを徹底することを自分にも子供にも課したうえで
テレビでのYoutube鑑賞をしばらくした後に解禁しました。

それからは、
テレビ画面を通して映像コンテンツを見る、
という選択肢の中に
Youtubeは入ってくるけれども、
例えば四六時中Youtubeを見せてくれ!!と要求するだとか、
見れない時に泣いて騒ぎだすとか
そういったことはなくなりました。

長女の時に
Youtubeに限らず
幼児にタブレットやスマホを与えることの怖さを体験したので
その後に生まれた5歳のにこや2歳のさんたに
私のスマホを渡したことはありません。

彼らは家のテレビでYoutubeを見てるけれど
私のスマホでもYoutubeが見られることは知りません。

今2歳のさんたが出先でぐずるようなとき、
「あーーースマホ見せたら楽なんだろうな」って思うんだけど、
あの時の恐怖体験を思い出して、
「・・・それだけは、それだけはやっちゃだめだ・・・!!!」
とスマホに伸ばしかけた手をぐっと握って耐えてます。笑

そんな時は、
それこそ昭和の母たちがやっていたように、
外に出て新鮮な空気を吸ってみるとか、
手遊びをしてみるとか、
ちょっとしたシールブックやお絵描き、
カバンに忍ばせた軽くて小さな絵本を読んでみたりして
気を紛らわせながら日々なんとか乗り切っています。

便利なものがたくさんあってありがたい時代だけど
テクノロジーに操られるのではなくて
上手に付き合っていきたい。

Youtubeもスマホやタブレットもその一つだと思っています。

この記事が、どなたかのお役に立てば、幸いです♬

読んでいただきありがとうございました♬

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この記事を書いた人
ひより

おうち英語ブロガー。3人の母。
長女0歳の時に始めたおうち英語は9年目。
子どもたち全員をおうちでバイリンガルに育てています。
長女は9歳で英検2級、次女は7歳で準2級を取得。
娘たちの現在の英語レベルは「ハリーポッターの原書が読めるくらい」。
このブログでは、おうち英語に関する情報のほか、おうち学習やおうち知育、そして子どもたちの成長などを綴っています。

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