
こんにちは!
3人の子供たちを
バイリンガルに育てているひよりです。
今日は息子の
可愛い英語間違いをきっかけに
ちょっとまぎらわしい
lie downとlay downの違い
を復習してみよう!
のコーナーです♪
5歳の息子のひと言「Don’t 寝っ転がる there!」が可愛すぎて学びになった話
リビングで姉たちと遊んでいた5歳の息子。
次女が遊びの中で
床にごろんと寝転がった時のこと。
突然、次女に向かってこう言ったんです。

Don’t 寝っ転がる there!
思わず笑ってしまいました。
英語と日本語がしっかりとまざってる!笑
おうち英語を続けていると、
子どもがこんなふうに「なんちゃって英語」を話すこと、
実はよくあるんですよね。
ときに間違えて、
ときにユニークに、
そしてときに私たち大人が
「はっ」とさせられるような言葉を放つ子どもたち。
この時、私は思いました。

ちょ、可愛すぎる!ww
ここは本当なら
“lie down” って言う場面だよね!
…ん?あれ?
”lay down” だっけ…???
というわけで
今回はこの息子のひと言をきっかけに
私はもちろん、
英語学習者の方がよく混乱する
“lie down” と “lay down” の違いについて
改めて勉強しなおしたので
やさしくわかりやすく解説したいと思います…!!
この記事を読めば
いつ、どんな時に、
どっちのフレーズを使えばいいのか
もう迷わなくなりますよ〜!!♪
ぜひ毎日のおうち英語にも
活用してみてくださいね!
英語で「寝転がる」はlie down?lay down?
小さな子どもの子育てをしていると、
子どもに「寝っ転がらないで」や「横になろう」と
言いたくなるシーンってけっこうありますよね。
でもそんなとき、
“lie down” と “lay down”のどっちが正しいの?
と迷ったこと、ありませんか?
結論から言うと…
- lie down は「(自分が)横になる」
- lay down は「(何かを)横にする、置く」
です!
それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう!
lieは「横になる」=自分の動作
“lie down” は、「自分自身が横になる」という意味です。
ベッドに入るときや、ソファでゴロンとするときに使います。
例文:
- I’m tired. I want to lie down.
(疲れた〜。横になりたい) - Let’s lie down and rest for a while.
(少し横になって休もう) - Don’t lie down on the dirty floor!
(汚い床に寝転がらないで!)
ポイントは、「主語=横になる人本人」であること。
layは「〜を横にする」=他の物を置く動作
一方で “lay down” は、「何かを横にする」「寝かせる」という意味です。
たとえば赤ちゃんをベッドに寝かせる、毛布を敷く、といった動作に使います。
例文:
- Please lay the baby down gently.
(赤ちゃんをそっと寝かせてあげて) - Can you lay down the mat?
(マットを敷いてくれる?)
こちらは、「主語≠動作の対象」で、別のものを横にするときに使います。
紛らわしい原因は「過去形」にあった!
私も含め、多くの人がこの2つを混同する理由は、
「過去形のカタチが似ているから」。
意味 | 原形 | 過去形 | 過去分詞 |
---|---|---|---|
横になる(自分) | lie | lay | lain |
横にする・置く(他) | lay | laid | laid |
見ての通り、“lie” の過去形が “lay” なんです!
つまり、「(自分が)昨日寝転がった」と言いたいときは
- I lay down on the couch yesterday.
(昨日、ソファで寝転がった)
そして、「本を置く」と言いたい時には
- I lay down the book.
(本を置く)
ちなみに、「本を置いた」の場合は
- I laid down the book on the couch yesterday.
(昨日、ソファの上に本を置いた)
になるわけ。
…うーん、
どう考えてもややこしいですよね!!(笑)
おうち英語で使える!lie down・lay downの実践フレーズ集
ややこしいのは間違いないのだけど、
こういう時はもう
「使って覚える」のが一番早い!
なので、
英語育児の中で役立つフレーズをご紹介しちゃいます!
ぜひぜひ使ってみてください♪
「寝転がらないで!」と言いたいとき
- Don’t lie down there!
(そこに寝転がらないで!) - Don’t lie down on the floor.
(床に寝転がらないで)
「ゴロンしよう」「横になってね」
- Lie down, please.
(横になってね) - Let’s lie down and rest.
(少しゴロンとして休もう)
「毛布を敷いて」「赤ちゃんを寝かせて」
- Lay the blanket down, please.
(毛布を敷いてね) - She laid the baby down gently.
(彼女は赤ちゃんをそっと寝かせた)
このように、
「誰が動作をするか」「何を動かすか」で使い分けると
けっこうスッキリすると思います♪
子どもの『言いまつがい』は成長のチャンス!英語育児で大切にしたいこと
息子が「Don’t 寝っ転がる there!」と言ったとき、
私は「惜しい!でもいいぞ!グッジョブ!」と心の中で拍手しました。
間違えていいんです。
間違えるほどアウトプットしているということは、
インプットがちゃんと蓄積されている証拠だし
何よりも
小さな間違いなんかを恐れず
どーーーーんとアウトプットする
その勢いが花丸!!
と思ってるんです。
おうち英語では
正しい文法や語彙も大切ですが
それ以上に大事なのは
子どもが「伝えたい!」という気持ちをのびのび表現できる環境を作ること
じゃないかなって思うんです。
だから
私はこういう時
「あなたの英語は間違ってる」
とは絶対言いません。

あれれー?違うよね?
Don’t 寝っ転がる there!
じゃなくって
Don’t lie down there!
でしょ?
ほら、
Don’t lie down there!
ってちゃんと言ってごらん?
なんて遊びを中断させて
正しい英語に言い直させたりもしません。
息子のまちがいは「学びのタネ」として受け止めて、
私が会話の中で “lie down” を積極的に使うようにすることで
自然に子どもが新しい言葉を吸収できるようにしています。
まとめ|lieとlay、親子で一緒に楽しく覚えよう
“lie down” と “lay down” の違いは、
大人でも混乱しがちな英語の落とし穴。
でも、子どもとの日常のやりとりの中で
「実際に使う」という
おうち英語の日々を過ごしてみると
大人も子供も驚くほど自然に
ややこしいフレーズも覚えていくことができます。
おうち英語は、
「正しく話すこと」だけがゴールではなく、
「英語で伝えようとする気持ち」を育てられることも、重要なポイント。
これからも、
子どもの可愛い英語ミスにほっこりしながら、
親子で一緒に成長していきたいなと思っています♬
関連リンク
- 私の書籍『4技能をしっかり育てる子ども英語 一生モノの英語力の作り方』では、
日常の中で英語力をバランスよく育てるためのステップや、おうち英語のヒントをたくさん紹介しています。 - 関連記事:「【おうち英語】日常で使える英語フレーズ10選」もあわせてどうぞ!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました♪
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